先日読んだ前田裕二さんの「メモの魔力」
2019年のベストセラーになった本だ。
最近、本をたくさん読むようになって、
メモをとることも増えてきたので、
効率的なメモの取り方でも学べるかなと思って読んでみた。
いい意味で自分の予想を裏切られる内容だった。
ただのノウハウ本ではなく、これからの時代の変化を深く考察していたり、
どうやって生きていけば幸せになれるかヒントを提示している。
自分の印象に深く残った内容と自分なりの考察を以下にまとめてみる。
・「これからの時代はお金をどれだけ持っているかではない。
人の感情や共感といった内在的な価値こそ評価対象になる
という価値経済が大きく勃興する」
→今までは資本主義の中で単にお金を持っている人が力を持っていたが、
これからは人の共感を集めるような人が力を持つ。
たとえば人気ユーチューバーに人もお金も集まっている。
人気ユーチューバーの特徴も様々だが、表現力が優れてない人でも、
人柄や考え方に惹かれてファンが多い人も多い。
逆に裏表がある人は人気が長く続かない傾向にあると思う。
透明度の高いSNS社会では内在的なものが露わになりやすく、それが評価対象になる。
・「AIの進化、あらゆるタスクの効率化によって人間の役割が変わっていく。
創造力やオリジナリティを求められる仕事が増える」
→数年前にアメリカの有名大学の教授が「10年後には半分の職業が無くなる」
という論文を発表して話題になっていたが、まさにこれ。
テクノロジーの進化によって簡略化され、
それに伴い作業的な仕事をする人の需要が減っている。
これからもAIがどんどん作業的な仕事を奪っていくだろうから、
人間に残された仕事は、AIができないこと
つまりは「創造力」や「オリジナリティ」などが求められる仕事ということになる。
・「やらなければならないことが次第になくなっていく世の中で、
自分が何者か、何をやりたいのかを見つけることが大事。」
→前述のようにAIの進化によって、仕事のみならず我々の生活も簡略化される。
AIのサポートによって毎日ご飯を作らなくてもよくなるかもしれないし、
移動も必要なくなるかもしれない
。昔は遠くにいる人に何か伝えるのに手紙という手段しかなかったが、
今はLINEで一瞬で伝えられる。このように簡略化されたように、
やらなければならないことはこれからどんどん減っていく。
つまり「暇」になるわけだ。
「やりたいことがある人」にとっては幸せなことだが、
「やりたいことがない人」にとっては苦痛かもしれない。
以上の流れで、自己分析の重要性を訴えていて、
前田さんのメモ活用術を使って自己分析のやり方を説明している。
前田さんは就活の時に、膨大な量の質問を自分に投げかけ、
メモを使って深掘りする事で、「自分が何をやりたいか」
「どんなことをすれば幸せか」という自分の軸、
即ち「人生のコンパス」を見つけた。
自分も本に書いてあるいくつかの質問をやってみたが、
めちゃめちゃ時間がかかった。笑
でもたしかにこれだけ自問自答すれば、
「やりたいことが見つからない」という人でも、
何かしらヒントになるようなことは必ず見つかると思った。
前田さんは忙しい日常の中で「自分とアポを取る」ということをされてるらしい。
自分も毎日そういう時間を持つと決めた。
ここはそのアウトプットの場。
特に誰かに向けて書いてるわけでもないし、
「文章の練習」と「自分の頭の整理」が主な目的。
書きたいことをテキトーに書いてる。
見てくれた人はありがとうございます。笑
風の谷の楽さんのブログ
ふと感じたことをアウトプットしています。
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