マウンティング

最近SNS見てると、マウンティングが流行ってるなーって思います。
討論めいたことして自分を誇示したがる人とか
自撮りあげてる人を「この歳でよくこんなことできるね」と攻撃したりとか

リアルな世界でもあることだけど、相手が見えないネット社会では
マウンティングが多くなりますよね。

ふと自分自身を振り返ってみると、直接言ったり書いたりはしないけど
「こいつより〇〇だからおれの方が優れてる」って
心の中でマウンティングとってることもあった気がします。

今日はマウンティングする心理について掘り下げてみようと思います。



マウンティングする人の心理って
「ありのままの自分」を幼少期に受け入れられなかったことにあるんじゃないかと思います。

簡単に言うと、親が自分を褒めてくれなかった。
褒めてはくれるけど、条件付きで褒めてくれた。
条件付きというのは、たとえば
「テストで点数取れたから偉いね」とか何かしらの成果を出した時のみ褒める
裏を返せば「成果を出せないあなたに価値はない」ということになります。

親が「ありのままのその子自身」を認めずに
「この子にはこうなってほしい」という親の要望を押し付けちゃう時に
自分の潜在意識に「ありのままの自分は存在できない」
「親が望む自分像にならなきゃ存在できない」ということが
刷り込まれるのです。

ちなみに6歳くらいまで潜在意識は常に開いてると言います。
それまでは親や周りの人間の言うことを素直に信じ込むんです。
サンタさんがいるって信じ込んでましたよね。ソレです。
6歳までに「ありのままの自分」をたくさん褒められて認められた子は
自分のことが好きになります。
逆に条件付きでしか褒められなかったり、なかなか認めてもらえなかった子は
自分のことが嫌いになります。
「今の自分じゃダメ」と思い込みます。

潜在意識に刷り込まれた「今の自分じゃダメ」という自分への否定は
常になんとなくの不安感を生みます。
それを解消するために他者を使って自分の優位性を探すわけです。

「自分はあの人よりこういうところは上だ」
と心で思ったり、口に出して他者に示すことで
「今の自分でもいいでしょ」と潜在的に思いたがってるんです。
マウンティングは自身のアイデンティティを保つための手段なんですね。

エヴァのアスカとかがその典型例として描かれてる感じがします。


ざっくりまとめると、口に出しても出さなくても
「相手より自分のこういうところが上」と思ってしまう人は
おそらく100%「今の自分じゃダメ」って思ってる人です。

そしてその原因は幼少期の影響(特に親)が大きいということです。


マウンティングしちゃう人も
マウンティングされて嫌な人もこの辺が分かると、ちょっと捉え方が変わってくるのかななんて。


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